アイヌの前世とアトピー性皮膚炎

以下、第1話から第11話まで掲載しています。第11話で筆が止まってしまい、恐縮です。

 

Sat, October 23, 2021


Title: A past life of Ainu and atopic dermatitis. (Ainu are indigenous people in northern area of Japan)

 

 

皆様、こんにちは。

 

当院で、アトピー性皮膚炎に向き合っている42歳の患者のミカさん(仮名)。ミカさんは東京在住で、営業職に就いている女性です。

 

ミカさんは、何年も続く重いアトピーで苦しんできました。症状は顔、頭、首、胸、腕、手指、背中、下腹部、太もも、とほぼ体全体に出ていました。病院ではステロイドを処方され、子供の頃から用い続けたことで、顔の毛細血管が浮き出るようになってしまいました。成人してから手指も痒くなり、ストレスが原因の一つと言われる異汗性湿疹と診断されました。

 

西洋医学の医師からは、医師からはステロイドのクリームと抗アレルギー剤を渡されました。10年前にアレルギー検査を受け、ハウスダスト、ダニ、花粉などにアレルギーがあることがわかっていました。

 

ですが、アレルゲンをできるだけ減らしても解決しないため、鍼灸、漢方を試しました。食事も、オーガニック食材を中心に、なるべくヘルシーな選択をするように心がけていました。

 

それでも解決しないため、ミカさんは、ストレス・マネジメントに着手しました。ストレスがかかると、症状が悪化することがわかっていたからです。カウンセリングを受け、ストレスの多かった親子関係を見直しました。それからマインドフルネス、様々なマッサージ、クラニオセイクラル・セラピー、等々、様々なヒーリングセッションを受けました。それぞれに役立ちましたが、まだステロイドを止められるほど解決はしませんでした。

 

当院を受診された時のご相談内容は、「アトピーを改善したい」ということでした。前世療法を受け、症状が悪化するときの状況が、中世ヨーロッパの前世の繰り返しになっていることに気が付き、仕事の仕方を見直しました。自分の本心に沿った仕事の仕方に変える努力をしたのです。

 

そして、100%オーガニック食生活に変えた時、アトピーの症状が4-6週間で消えてしまったのです。ストレスが原因と言われてきた指の異汗性湿疹がきれいに消え、体の赤みがきれいに消えました。安定した状態が一年ほど安定して続いていました。

 

ところが、今年2021年の2月頃から、ミカさんのスピリチュアル・ガイドが、北海道に行くことを勧め始めました。アイヌの前世を思い出すため、とのことでした。

 

不思議なことに、その後、春から夏にかけて強いストレスがかかる状況が何か月も続き、再び肌が乾燥してアトピーっぽくなってきました。ストレスの原因を解決することはもちろんですが、ミカさんは、肌の調子を食でも改善できればと思いました。そこで、100%オーガニック食生活のステップ2.を試してみることにしました。ミカさんは、16時間断食なども加え、まず2週間小麦を減らすところから始めました。パンもパスタも大好きだったので、試しに、と思って始めたのですが、次第に体が軽くなり、頭もすっきりしてきたので、小麦なしの生活が体には合っていると感じました。他にも食のアレルギーがあるかもしれないと思い、いくつか試すことにしました。

 

するとそのタイミングで、スピリチュアル・ガイドが、アイヌの前世を思い出す時期が来たので、Spiritual Guidance-Based Coaching(SGBC)のセッションのために北海道を訪ねることを勧めたのです。2021年秋のことでした。

 

 

 

(続きます)

 

 

 

 




Sun, October 24, 2021


Title: A past life of Ainu and atopic dermatitis. (Ainu are indigenous people in northern area of Japan): Episode 2

 

 

皆様、こんにちは。

 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 の続きです。

 

 

 

ミカさんはまず、アイヌ文化についての書籍を読んだり、インターネット等で動画を観たり、私たちがお勧めしたアイヌの木彫り作品の第一人者、藤戸竹喜さんの展覧会「木彫り熊の申し子 藤戸竹喜 『アイヌであればこそ』」に伺う等して、東京でアイヌ文化につながりました。

 

するとミカさんは、何気なく出かけた藤戸さんの展覧会で、藤戸さんの作品を観た時に、涙が出そうになりました。そして、会場内を歩いていると頭に、がーん、と雷のように直感のような強い感覚がわいたのです。

 

「私はこれでいい。」

 

ミカさんは、「どういう意味で、『私はこれでいい』のだろう?」と思いましたが、うまく言葉になりませんでした。

 

ミカさんはそれまで、北海道へは仕事で行ったことしかなく、行ってもとんぼ返りで観光はほとんどしたことがありませんでした。そのため今回は、たまっていた有給休暇も併せ、夏季休暇を兼ねて、10日ほど旅行に行くことにしました。

 

事前のSpiriutal Guidance-Based Coaching セッションでは、スピリチュアル・ガイドは、北海道のどこでセッションを行うか、旅行の前には伝えませんでした。ミカさんは、まずはアイヌの文化を知ろう、流れに任せよう、と思いました。

 

まず、ミカさんは内なるスピリチュアル・ガイダンスを受け取り、最初藤戸さんが活動されていた阿寒湖を訪ねることにしました。

 

ミカさんは、バスから降りるなり、阿寒湖のエネルギーを懐かしく感じました。アイヌの集落であるアイヌコタンでは、木彫りの奥深い文化に触れることができました。ミカさんは、アイヌの美しい文様を見て、懐かしさと愛情を感じました。アイヌの伝統的なお食事を提供するレストランでは、阿寒湖でとれたマスや鹿の肉を凍らせたルイベなどをいただきました。阿寒湖は美しく、いつまで眺めても見飽きません。温泉に入ったり、阿寒湖の遊覧船に乗ったり、ボッケまで散策したりして、アイヌと自然との深いつながりを感じました。

 

いくつか他の土地を巡り、現地で出会ったアイヌの女性の勧めで、襟裳(えりも)岬から海沿いに北西に走ったところにある静内(しずない)の近くを訪ねました。すると、不思議なことに、あちこちでシャクシャインの法要の話をしきりに耳にするようになりました。

 

「シャクシャイン…って、誰?」

 

どうやら、アイヌの英雄のようだけれど、誰のことかわかりません。インターネットで調べてみると、江戸時代初期の1600年代半ばのアイヌの男性らしい。

 

ミカさんは、何となく詳しく知るのを避けていました。するとスピリチュアル・ガイドは、静内(しずない)にある、シャクシャインの法要を営む場所に行くことを勧めました。そこにシャクシャインの砦があったと言われている場所です。現在では、シャクシャインの銅像が建てられています。

 

やっと、Spiritual Guidance-Based Coachingの場所が決まったのです。

 

 

 

 

 

(続きます)

 

 

 

 




Wed, October 27, 2021


Title: A past life of Ainu and atopic dermatitis. (Ainu are indigenous people in northern area of Japan): Episode 3

 

 

皆様、こんにちは。

 

これまでのお話は、以下をご参照ください。

 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 2

 

 

 

 

この時まで、ミカさんはシャクシャインについて、調べようとしても、何となく頭が拒否をするので手を止めていました。予備知識としてあったのは、シャクシャインの戦いは、松前藩に虐げられたアイヌの人々が、松前藩に対して蜂起して1669年6月に起きた戦い、ということでした。アイヌの松前藩に対する武力蜂起の大きなものは2回。シャクシャインの戦いは、その最初のものでした。武力蜂起はどちらも松前藩によって鎮圧されていました。

 

ミカさんは、シャクシャインの戦いの時の前世なのかな、と思い、自己催眠で思い出そうとしていました。でも、何だかよく思い出せないな、なぜだろう、と思っていました。もしかしたらその前世に関係があるかもしれないけれど、ないかもしれない。そこで、スピリチュアル・ガイドの計らいに委ねることにしました。

 

不思議なことに、静内近辺の滞在中から突然、ひどいアトピーが再燃しました。それまで多少の肌荒れはあったとはいえ、肌の調子は全体的に落ち着いていました。それが、体の中からじわーっと痒みが出てきて、顔まで赤く腫れ、首、胸元まで赤くなりました。寝ている間も痒くて皮膚を掻くようになりました。掻くと体液が出てきて、その体液のにおいがするので、かなり強く掻いていることもわかりました。首が詰まっているような、違和感まで生じてきました。首をかきむしるため、皮膚がどす黒い色に変わってきました。顔は赤く腫れ、首は長らく搔きむしりすぎて皮膚が黒ずみ、胸元もちくちくするので、心身共に落ち着かない状態が続いていました。

 

「おかしい。なぜ突然首を搔きむしるのだろう?この首の違和感はなんだろう?」

 

ミカさんは不思議に思いました。一つ思い当たることと言えば、たまたまそのタイミングで、現地で、仕事関係のあるサービスを提供する団体と、交渉をしようとしていました。休暇中ではありましたが、北海道まではそうそう来れる場所でもありません。相手も世の中で高い評価を得つつも、こだわりがあり、自己主張が強いため、難しい交渉となることが予想されました。そのため、最初からあまり乗り気ではなく、期待もしていなかったのですが、交渉が成立すると、多くの人のためになることだから、と無理を押して交渉に臨んだのです。

 

予想と反し、最初の感触がよかったので、本当に喜んでいたのですが、話を詰めようとした段階で、話が頓挫して、結局交渉は失敗に終わりました。ミカさんの側にも譲れない点があったので、仕方ないとは思いつつ、相手が自分のことだけ考えて、そのサービスが必要で困っている人たちのことを考えていない、と憤りが生じました。最初、交渉が成立しそうで、願いが叶ったように感じ、多くの人たちが助かる、と喜んで、色々と時間を割き、準備をして、二回目の交渉に臨んだのです。それが、相手が手のひらを返したような対応だったので、びっくりして、がっかりしてしまったのです。

 

交渉の前から相手に対して何となく不信感がありつつも、それでも心を開いて関係を持とうとしました。それなのに、突然その関係から外されたように感じ、その残念な気持ちは、なお一層、大きくなっていました。

 

それがミカさんのストレスになっていたのかもしれない。けれど、これまでの学びを生かし、『だったら、人に頼らずに自分たちでそのサービスを作ればいい。どのようにしたらいいか、まだよくはわからないけれど。』と考えるようにしていました。でも、憤りは続き、アトピーと首の違和感は悪化し続けていました。

 

肌がピリピリ、ちくちくするのに、手元にステロイドもありません。アトピーが生じるのは、どのような意味があるのか探ることで、症状が緩和することがあると、ミカさんは知っていました。何とかステロイドを用いずに治めよう、と、ミカさんは、必死でスピリチュアル・ガイドとつながり、セルフ・ヒーリングを続けました。

 

 

 

(続きます)

 

 

 

 




Thu, October 28, 2021

Title: A past life of Ainu and atopic dermatitis. (Ainu are indigenous people in northern area of Japan): Episode 4

 

 

皆様、こんにちは。

 

これまでのお話は、以下をご参照ください。

 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 2

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 3

 

 

 

 

セッション当日、車で静内のシャクシャインの砦のあった場所に向かうことにしました。でも、ミカさんの足はなかなか進みませんでした。何となく元気がなく、口数が少なく、静かに心の内面の変化を感じているようでした。私たちも敢えて声をかけず、スピリチュアル・ガイドも静かに見守っていました。

 

その日はよく晴れ、雲が少なく、風の強い日でした。車に乗ったのは午後でした。夕暮れが近づいていました。次第に日が落ちてきて、空と海を紅く染めていました。

 

車に乗り、窓を開け、静内へ向かう海沿いの潮風を感じました。親子岩等、アイヌの伝説の残る場所を見ると、その伝説が心に浮かびました。人っ子一人いない海辺を眺めながら、ミカさんは風に吹かれました。 

 

シャクシャインの砦のあった場所にもうじき到着する、という時、突然、ミカさんの心の中に雷のように「裏切られた!」という強い思いがわきました。裏切られた…何にだろう?答えを出す間もなく、砦に到着しました。恐る恐る車を出ると、「首が飛ばされた!」という思いが生じ、自分の首が刀ではねられ飛ばされたのをリアルに感じました。

 

シャクシャインの砦があった場所に到着し、駐車場からシャクシャインの銅像がある方向に歩き出すと、底知れぬ恐怖に身も心も震えてきました。

 

これは、単なる虐待ではない。殺すためにアイヌの人たちを虐待している。そんな思いが生じました。

 

なんだ、これは…。

 

シャクシャインの法要が行われた広場は、芝生で覆われた、よく整備された場所でした。銅像のシャクシャインは祈りを捧げていました。そのシャクシャインの顔を見たとたん、「あれ、この顔は知っている。」と思いました。シャクシャインは江戸時代の人で、記録など残っていないのに、よくできている、と思いました。なんだろう、この感じ…。ああ、

私はシャクシャインの戦いの中に遭ったのだ。私は男性だった。

 

そのタイミングで、私は静かにミカさんに伝えました。蜂起したシャクシャイン達は、松前藩の和人達から和睦を申し入れられました。しかし、シャクシャイン達は和睦の宴席で酒を飲まされ、酔ったところを和人達に殺されてしまったのです。主力を失ったアイヌ勢は、鎮圧されてしまったのです。

 

あまりの激しい心身のリアクションに、ミカさんは呆然としました。それほどのショック感がなければ、ミカさんをその前世に立ち止まらせることができなかったからだろうと思いました。もし衝撃が軽かったら、ミカさんは無意識にその前世を素通りして、なかったことにしようとしたからだと思いました。この激しさは、普通ではない。前世だ。ミカさんは身を以て知りました。

 

通常、スピリチュアル・ガイドは、つらい思いをしそうな時には、予めヒーリングをしてくださったり、予告した状態で前世でいた場所に戻してくださいます。それを敢えてしなかった、ということは、そのショック感そのものを思い出すことが、ミカさんの癒しになることだと思いました。ミカさんも、体でわかることの必要性を理解していました。

 

ミカさんはぐったりとしたまま、車に戻り、その日宿泊予定のホテルに着きました。ショック感が大きく、その日は早々に休むことにしました。スピリチュアル・ガイドは、自己催眠をしながら、シャクシャインの戦いの前世を思い出すように勧めました。

 

 

 

 

 

(続きます)

 

 

 

 



Fri, October 29, 2021


Title: A past life of Ainu and atopic dermatitis. (Ainu are indigenous people in northern area of Japan): Episode 5

 

 

皆様、こんにちは。

 

これまでのお話は、以下をご参照ください。

 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 2

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 3

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 4

 

 

 

 

ホテルの部屋に着くなり、ミカさんは、「ううう…。」と倒れこむようにベッドに横になりました。体に受けた衝撃をダメージとして感じ、苦しさのあまり、寝返りをうって体を横向きにし、お腹の中の赤ちゃんのように丸めました。

 

「ああ。久々に来た、この衝撃…。でも、前世はまず思い出すことで癒されていくプロセスをたどる。一晩経つと、癒されていくだろう。」ミカさんはそのように予想していました。そのため、衝撃は大きくても、それほど慌てずにすみました。以前にもSpiritual Guidance-Based Coachingのセッションで似たような経験をしていたのです。

 

ベッドの中で、ミカさんは、瞑想をしたり、自己催眠で前世を思い出していきました。

 

ミカさんのアトピーの炎症は、主に首を中心に、あごと胸の広い範囲に出ていました。アトピーの症状のある皮膚は赤く腫れていました。これまでのアトピーの症状と異なり、なぜか炎症のある部分が鮮烈な赤さなのです。ミカさんは、この鮮烈な赤さは何だろう?と思いました。

 

少し考えて、シャクシャインの戦いの前世で、和睦という名目の席で騙されて、首を切られ殺された時に、切り口から鮮血が噴き出し、胸やあごにかかったからではないか、と思いました。

 

どうやら、(今世で)現地で交渉をしたことが、前世の繰り返しになっていたようだ。思い返せば、何となく今世の交渉相手へも不信感がぬぐえなかった。交渉をやめようか、進めようか、と迷っていた。もしかしたら、交渉相手は前世の和人と同じエネルギーだったのかもしれない。あーあ…。恨みは手放したいものだ。でも、この前世のエネルギーは、自動的に引きずり込まれるようなピリピリしたエネルギーだな…。

 

そのようにして、うつらうつら、一晩を過ごしました。

 

 

 

 

 

(続きます)

 

 

 

 




Sat, October 30, 2021


Title: A past life of Ainu and atopic dermatitis. (Ainu are indigenous people in northern area of Japan): Episode 6

 

 

皆様、こんにちは。

 

これまでのお話は、以下をご参照ください。

 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 2

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 3

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 4

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 5

 

 

 

 

翌朝、ミカさんはゆっくりと体を起こし、ホテルの温泉に入り、体を温めました。口数は少ないのですが、その前世を受け止める覚悟ができていました。

 

初日のセッションの後、翌日や翌々日に同じ場所を訪ねることがあります。ヒーリングされたことを確認するためです。しかしミカさんは、まだ心の準備ができていないと感じました。すると、スピリチュアル・ガイドは、ミカさんに、静内から約2時間ほど車で走ったところにある、白老(しらおい)の「ウポポイ(民族共生象徴空間)」の中にある国立アイヌ民族博物館を訪ねることを勧めました。

 

ウポポイに着くと、私たちはチケットを購入し、国立アイヌ民族博物館に入りました。二階に上がり、展示室に入りました。展示室は大きなドームのように天井まで開けていました。ミカさんは、吸い寄せられるようにまっすぐに歩き、突き当りまで進みました。

 

すると、1669年6月に始まったシャクシャインの戦いと、その後に起きたアイヌ民族による松前藩に対する武装蜂起、1789年のメナシリ・クナシの戦いについてのビデオが流れているのが目に留まりました。ミカさんは、食い入るようにそのビデオを眺めました。

 

元々アイヌ民族は、交易で栄え、15世紀にはカムチャッカ半島まで活動圏を拡大しました。しかし、ビデオでは、その後江戸時代に入り、松前藩によってアイヌ交易が和人によって次第に圧迫され、不平等な交易を強いられるようになった、とありました。

 

不平等な例として、ただでさえアイヌ側の干鮭100本に対し、和人側の米わずか三俵というひどいレートにされたのが、1600年代半ばには、さらにレートがひどくなって、たった一俵になっていた、と説明されていました。なぜ米が交易品になっていたかというと、当時寒さのために、北海道では米は栽培できなかったのです。

 

後に調べると、こちらのウェブサイトで次のような記載がありました。

 

*****

不利な交易

蝦夷地を支配していた松前藩は,アイヌ民族との交易を独占的におこなうようになっていったが,当時おこなわれていた干鮭100匹に対する米との交換量を見ていくと,アイヌ民族がいかに不当な交換率で交易を余儀なくされていたかを知ることができる。

 

松浦武四郎研究の第一人者である秋葉實氏から教えていただいたところでは,江戸時代の初めにあたる慶長9(1604)年には,干鮭100尾に対し米二斗俵の取引を基準としていたものが,米価の変動や松前藩の財政難を理由に延宝8(1680)年には一斗二升(基準の60%)に減少,さらにその約百年後には八升俵(基準の40%)へと減らされていったという。

 

通常,米価が戻れば当初の基準へ戻すべきところを,場所請負商人たちは「仕来り」として,アイヌの人びとに不利な条件での交易を一方的に押し通していった。

 

*****

 

会場では、江戸時代末期から明治にかけて蝦夷地を訪れアイヌ民族と交流した探検家の松浦武四郎の著作、「知床日誌」が紹介されていました。

 

不利な交易のために、アイヌの人々は搾取されたり、虐げられたり、病気になったり、婦女子が暴行されたり和人の慰み者になったり。男性は一生妻を娶(めと)らないまま、人生を過ごすことも多かった、ということも学びました。

 

後に、ミカさんはこちらのサイトから「知床日誌」の現代語訳の一部抜粋も見つけました。丸山道子訳とのことでした。

 

*****

 

…(松浦武四郎)が「どうかしたのか」とたづねると、シャリ、アバシリの両場所の和人たちが、(アイヌの)女が夫を持つ年頃の十五、六にもなると、クナシ島に送って本州各地からこの地に渡ってきた漁師、船乗りの男たちの自由にさせ、男は妻をめとる年頃になると、やはりクナシリに連れ去って、昼夜の別もないほどに酷使する。

 

だから人生の盛りの年頃を、えぞ地本土からは百里も離れた島で、生涯、妻もなくて過ごすことになる。そのうえ過酷な労働に、男女とも病に侵されるものが多い。しかも廃疾者となっても働けるうちは五年十年と働かされ、なかなか故郷に帰ることを許さない。また夫婦でクナシリにやれば、夫を遠い漁場に差し向けておき、妻は会所や、番屋において、番人や、出稼ぎ者(皆、和人である)のなぐさみものにする。

 

そんなとき女がいつまでも夫と隔てられた場所にいるのを嫌がって、拒否すれば、ひどいめにあうので、泣き泣き日を送っている。このようにアイヌのすべてが、和人からむごい扱いをうけて来たために、安政年間には二千人余りあった人口が(文政五年調査、三一六戸、一三二六人。安政五年調査一七三戸、七一三人。)その半分にも充たない数になってしまったという憂うべき状態である。

 

このままでいけば、あと二十年もすればこの地のアイヌ民族は途絶えてしまうのではないだろうか、と心配している状態である」と、ながながと私に語るのであった。またそのような状態なので、ここは健康で丈夫な者はいない。だから漁業をいとなむとか、狩猟に出かけることなどできるはづもなく、みな食うや食わずの生活で、ごらんのとおり、毎日のように海の汐が引くのを待っては、浜に出て小貝を拾い、汐が満ちれば野や山に入って、
草の根などを掘って食料にしている。

 

と口々にその窮状を訴えるのであった。(松浦武四郎は)その様子を見聞きするにつけて、いよいよこの人たちが哀れになって、持ち合わせていた路用の食料を、一同の人たちにそれぞれ分け与えてやった。   

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(続きます)

 

 

 

 





Sun, October 31, 2021


Title: A past life of Ainu and atopic dermatitis. (Ainu are indigenous people in northern area of Japan): Episode 7

 

 

皆様、こんにちは。

 

これまでのお話は、以下をご参照ください。

 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 2

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 3

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 4

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 5

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 6

 

 

 

 

ミカさんは、言葉も発さずに、会場でじっとそのビデオを食い入るように眺めました。丸々2回、続けて観ました。スピリチュアル・ガイドは、その様子をただ見守りました。

 

それから、思いを巡らせるようにじっと俯いて、他の展示を観るために静かに会場を歩き回る姿は、まるでアイヌの男性のようでした。

 

ミカさんは、前世の自分を視覚的に思い出していきました。背が低く、浅黒い肌とぼさぼさの長い黒髪で、頭にマタンプシという細長い紺色に近い長方形の布を巻いて頭の後ろで結び、神聖な儀式の時などに着る、刺繍と布の文様の入った木綿衣(ルウンペ)を着ていました。くわっと、目を見開き、口を半開きにした様子は、まるで獅子のようでした。獅子が苦虫をかみつぶしたような顔をして歩き回っていました。後にミカさんは、戦いの時に神に守っていただくために、その衣を身に着けていたのではないかと回想しました。

 

博物館の外に出てしばらくすると、ミカさんは、「会場で釈然としない思いを感じていた。」と言いました。その思いについて語っているうちに、ミカさんは、思わず憤慨し、前世のアイヌの同胞に向かって叫びました。

 

「こんな虐げられた状況は、和人に頼るからでしょう?アイヌ民族は、こんなひどいレートなんだったら米はいらないじゃない。元々狩猟民族なんだし、山も川も海もあるんだし、自給自足できるでしょう?食器類も衣類も自分たちで作る文化もある。和人と交易なんてしなくていいじゃない。交易に頼って、交易しないと生きていけないと思っているから、このような目に遭うんだよ。それは固定観念だと気づこうよ!」

 

博物館から駐車場に向かって歩きながら、ミカさんは憤慨して叫び続けました。

 

「自分たちで自給自足できるのに、米なんて本当はいらないのに、米一俵のために無駄に虐げられて働かされて、女性はレイプされて、男性は結婚もできないなんて、馬鹿げているよ!もしかしたら、色々な状況があったのかもしれないけれど、もう和人との関係はいらないんだよ。蜂起して戦うよりも、自立して関係をなくす方が、ずっと、平和的で、建設的。もしかしたら、その学びのために、アイヌ民族は戦いに負けたのかもしれない。…って、あれっ!?」

 

ミカさんは立ち止まりました。

 

「そういえば、アイヌの伝統的な料理の調味料は、塩と、熊や鹿の脂、と最近学んだばかりだったよね?不思議だ。今の私の食生活で、調味料は、塩とオリーブオイルのみに変化している。だって、100%オーガニックに変えて、食材からよい出汁が出るから、調味料が必要なくなってしまったんだ。…でもこれ、気が付かなかったけれど、私、アイヌの伝統的な食生活に戻っていっているじゃない。」

 

スピリチュアル・ガイドとつながり、うろうろと歩き回りながら、ミカさんはさらに考えを巡らせました。

 

「あれ!?ということは、私、米を食べなくていいということ?今世で私は和人として生まれ、お米が大好きだった…。少し前に、小麦なしの食生活に変えているから、これから炭水化物はお米で何とかしのげるように、と思ってきたのに、ここで、お米を手放すということ!?

 

うわー、それは自分としては大きいな。でも、もしかしたらこの流れはそういうことかもしれない…。」

 

 

 

 

 

(続きます)

 

 

 

 




Mon, November 01, 2021


Title: A past life of Ainu and atopic dermatitis. (Ainu are indigenous people in northern area of Japan): Episode 8

 

 

皆様、こんにちは。

 

これまでのお話は、以下をご参照ください。

 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 2

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 3

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 4

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 5

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 6

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 7

 

 

 

前世の自分と、ミカさん自身もが、当時のアイヌの同胞に対して言いたいことが溢れたり、気が付かないうちに食生活がアイヌの伝統的な食生活に戻っていたことに、ミカさんは一瞬気持ちが混乱しました。今世レベルでの自分では理解できないことが起きていたからです。ですが、少しして気持ちが落ち着いてきました。

 

翌日、ミカさんは、試しにご飯を数口食べて、体の感覚を感じました。すると、胃の辺りに違和感があり、体が痒くなる感覚さえありました。ミカさんは、これは体が受け付けていない、と自覚しました。実は、今回SGBCを受ける前にも同じお米を炊いていただき、痒くなる感覚があったのですが、ご飯への執着で、見なかったことにしたことを思いだしました。

 

ミカさんは、仕方がない、と腹を決めました。言葉に出して、「よし。一度お米なしで2週間過ごしてみよう。」と呟きました。心の中で、「テーマは、自立、自立か…。」と呟きました。

 

それまでミカさんは、白米から玄米にお米を変えていました。秋で新米の季節になっていましたが、北海道にいる間から、思い切って、2週間お米をお休みすることにしたのです。すると…。

 

数日経たないうちに、体がスーッと落ち着き、アトピーが改善してきたのです。あれほどひどかった肌の状態がきれいになったのです。これにはミカさんも驚いてしまいました。ミカさんは思わず呟きました。

 

「私、アイヌの前世に戻っていっているんだ…。」

 

 

 

 

 

(続きます)

 

 

 

 



Wed, November 03, 2021


Title: A past life of Ainu and atopic dermatitis. (Ainu are indigenous people in northern area of Japan): Episode 9

 

 

皆様、こんにちは。

 

これまでのお話は、以下をご参照ください。

 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 2

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 3

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 4

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 5

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 6

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 7

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 8

 

 

 

 

お米なしの食生活にしてから2週間経ったある日の休日。ミカさんは、試しにお米を食べてみることにしました。お米を炒って、炒り玄米にしたら、痒くなくなるかもしれない、と思ったのです。
 

辰巳芳子さんの「いのちのスープ」のレシピを参考に、ミカさんは、丁寧に玄米を炒りました。ところが、炒り玄米をほんの数粒口にしただけでも、次第にエネルギーが奪われる感覚が始まりました。ミカさんは、自分の直感に疑いを持っていたので、お米の体への反応を知るために、レシピを少し変えて、炒り玄米にお湯をかけ、炒り玄米ごといただく自家製スープにしてみました。ミカさんはゆっくりと食べ始めました。

 

ところが、少量いただいただけなのに、あっという間に胃にもたれ、頭がぼーっとして、体がだるくなってきました。そして、体が痒くなってきたのです。ミカさんは、無意識に皮膚を掻き始めてしまいました。二週間ぶりのご飯でミカさんは体調を崩し、日中なのに、数時間布団に横にならなければならないほどでした。

 

こ、これはもう、無理だ…。

 

ぼーっとした頭でミカさんは考えました。あぁ、そうか。体がお米を受け付けていないのだ…。ミカさんは、あまりの体の強い反応にびっくりして、やっと、お米を手放すことができました。

 

ミカさんは思いました。「私が今まで、体の声を聴いてこなかったということだろう。『好き嫌いなく、出されたものは全部食べる。』とか、『偏食せずバランスよく食べる。』とか、『一日三食食べる。』とか。思い返すと、私は良い人間になろうと思って、そういった価値観を是として、これまで強く自分に課してきたようなものだ。でも、もう少し体の声を聴けるようになりたい。このような強い反応を起こすものに対してまで、これらの食生活訓はあてはまらないはず。好き嫌いではなく、体が受け付けず、食べると体調を崩してしまう。そんなことがあるのだ。

 

あまりにも激しすぎるシャクシャインの戦いの前世の記憶と、その現世での繰り返し。うーん…。ミカさんは思いました。

 

「もしかしたら、頑張ってはいたつもりだったけれど、私は自分のことに向き合うことを避けていたのかもしれない。だから、私に気づかせるために、これほど激しい反応が必要だったのかもしれない。これからは、私の体に合った食材を、大切にいただくことで、自分を守ることができるようになりたい。」

 

 

 

 

 

(続きます)

 

 

 

 

 





Sun, November 14, 2021


Title: A past life of Ainu and atopic dermatitis. (Ainu are indigenous people in northern area of Japan): Episode 10

 

 

皆様、こんにちは。

 

これまでのお話は、以下をご参照ください。

 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 2

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 3

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アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 5

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アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 8

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 9

 

 

 

お米を手放してアトピーが治まってきたミカさん。でも、お米を手放しただけでは、ミカさんの旅は終わりませんでした。ミカさんは、旅からの東京への帰り道でも、北海道で交渉相手に傷つけられたことが、なかなか許せないことに気づいていました。

 

ミカさんは、お米を手放したのになぜだろう?思いつく限り許しのワークをしているのに、憤りが繰り返し続いているのはなぜだろう?と不思議に思っていました。

 

お米を手放して、1-2週間ほどアトピーは落ち着いていたものの、じきに、よくなっていたはずのアトピーがじきに再燃し始めました。アトピーはどんどん悪化していきました。ついに、夜も痒みで眠れなくなってしまいました。寝ていても肌をばりばり掻き、染み出す体液のにおいを感じては困っていました。肌から白い粉が落ちて、翌朝シーツについているので、何が起きているのかわからず、自分でも困り果てました。

 

皮膚の症状は荒れ狂うように悪化しました。皮膚がピリピリして、赤く腫れました。その鮮血のような赤い炎症は、ミカさんはこれまで経験がありませんでした。炎症なのか、首を切られた血が噴き出した鮮血の色なのか、と不思議に思うほどでした。

 

そのため、東京で皮膚科を受診し、数年ぶりにステロイドと抗アレルギー剤をいただくことになってしまったのです。それらのお薬ですっと皮膚の症状は治まりました。ですが、ステロイドなしの保湿剤の変えると、症状がまた出てきてしまいます。これでは、またステロイドを止めることができなくなってしまう、と危機感が募りました。

 

一体何が起きているのだろう?ミカさんはわからず、困り果てました。自分でも気づかない要因があるのかもしれない、と考えてみました。例えば、皮膚から体に入る水道水のカルキとか、重金属の問題なのか?これまであまり考えたことのなかった環境の要因はどうだろう?あぁ、ハウスダストの問題に改めて取り組む必要があるということだろうか…。

 

 

 

 

 

(続きます)

 

 

 

 

 




Fri, November 19, 2021


Title: A past life of Ainu and atopic dermatitis. (Ainu are indigenous people in northern area of Japan): Episode 11

 

 

皆様、こんにちは。

 

これまでのお話は、以下をご参照ください。

 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 2

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アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 9

アイヌの前世とアトピー性皮膚炎 10

 

 

 

アトピーの皮膚症状で苦しみつつ、ミカさんは出張で、名古屋から関西に移動しました。元々、10月は神社仏閣のご開帳の時期なので、休みを利用して、関西に旅行の予定を立てていたのです。

 

10月末のある日、ミカさんは、関西にあるミカさんにとってのパワースポットに出かけました。その場所は昔から修験道が修行を行っていたところで、古いお堂がありました。ミカさんはお昼ごろに到着し、お堂にそっと歩いて入っていきました。すると、霊的なエネルギーが高い場所に入ったと感じました。ミカさんは、ふと気が付きました。アトピーで上半身を掻いているために、体の気が頭の方に上がってしまっていること。霊的なエネルギーが高い場所は、地に足が着くようなエネルギーであること…。

 

「ああ、まずい。気が上がっている。これは気が付かなかった。何とかしなければ。」

 

ミカさんはお堂に座り、スピリチュアル・ガイドに思いを馳せました。「私はシャクシャインの戦いの前世から学び終える。私は許しを選択します。」と何回も唱えました。それでも気が上がったままなので、スピリチュアル・ガイドに「どうか助けてください。私は自分を許し、起きたことを許し、敵も、自分を裏切ったアイヌの人たちも許します。」と強く願いました。

 

するとどうでしょう。しばらく強く願っていると、体の中で「べりっ。」と音がしました。同時に、シャクシャインの戦いの前世で裏切られて殺された宴会の場面が浮かびました。ミカさんはその場面とじっと向き合いました。そのビジョンをよく眺め、集中しながら、「私は許しを選択します。」と心の中で強く唱えました。「ああ、シャクシャインの戦いの前世を許すのはこれほど難しいことだったのだ。」と気が付いていきました。

 

宿に戻っても皮膚の痒みは続いていました。夜になって、さらに痒くなってきました。仕方がないので皮膚にステロイドを塗りましたが、痒みは治まらず、数時間ばりばりと皮膚を掻きむしりました。さすがにまずい。これでは夜眠れないかもしれない、と思いました。でも、処方された抗アレルギー剤は体が受け付けないとわかってきたので、飲む気にはなれませんでした。

 

ふと、ミカさんは先日受けた病院でのアレルギー検査で、ハウスダスト、花粉、皮膚の常在菌にアレルギーがあると言われたことを思い出しました。ハウスダスト、カビ。この部屋は埃っぽいし、もしかしたら掃除が甘いのかもしれない。ああ、困った。どうしよう。

 

 

 

 

 

(続きます)